クレンジングから化粧水、乳液、美容液・・・とスキンケア化粧品に数多く用いられているホホバオイル。
実は髪の毛のケアにもうってつけだということをご存じでしょうか?
今回は効果もコスパも安全性も兼ね備えたヘアケアの救世主、ホホバオイルについて詳しくご紹介します!
ホホバオイルとは
ホホバオイルとはアメリカ南西部からメキシコ北部原産のホホバという種子から搾取されたオイルのことを指します。
高温少雨の過酷な環境をものともせず強靭に育つホホバ。
その生命力に気づいた先住民が厳しい紫外線や乾燥から肌や髪の毛を守るためにホホバオイルを使いはじめたといわれています。
ホホバオイルの主成分であり人間の皮脂にも含まれている「ワックスエステル」は肌なじみや浸透性が抜群!
その上、比較的安価に製造できて酸化しにくいという特性とあいまって広く流通するようになりました。
ホホバオイルの髪への効果
優れた保湿力やバリア機能を活かして化粧品として親しまれているホホバオイルですが、髪の毛や頭皮のケアにも高い効果が期待できます。
パサつきやダメージが目立つ髪は間違いなく頭皮や髪の毛そのものが乾燥しています。
髪や頭皮にホホバオイルの主成分であるワックスエステルが浸透すれば潤いを取り戻し、水分を閉じ込め、外部からの刺激も防いでくれます。
また、日頃のシャンプーだけでは落としきれない頭皮の毛穴に詰まった頑固な汚れも、皮脂に近い油分であるホホバオイルでマッサージすることでしっかりと取り除くことができます。
ホホバオイルの髪への使い方
自然由来の安全性と抜群のコスパが嬉しいホホバオイルを早速ヘアケアに取り入れてみましょう。
トリートメントとして使う
- 洗髪後、普段使っているトリートメントを手に取り、ホホバオイルを2~3滴たらしてよく混ぜ合わせ髪全体になじませます。
- 5~10分ほど経ってから洗い流す
いつもより艶やかでしっとりした洗い上りになるでしょう。
ドライヤーの前に使う
- 洗髪後、タオルドライします
- 髪の毛にホホバオイルを適量なじませます
その際、つけすぎるとベタついて清潔感のない髪になってしまうので気をつけてください。
どれくらいの量が最適か判断出来るまでは少な目を毛先中心に塗るようにして自分の髪の毛にちょうど良い目安を探ってみてください。
ここで気をつけたいのが、ヘアアイロンやコテをつかってスタイリングする場合です。
アイロンやコテは髪の毛の水分を蒸発させながら形を作っていくため、直前にホホバオイルを塗ってしまうと水分が出ていきにくい状態に。
ですから思ったような髪型に仕上がらないことがあります。
専用のスタイリング剤を使ってアイロンやコテを使ったあと、スタイルを崩さないように軽くホホバオイルを塗ると良いでしょう。
また、ホホバオイルは気温7度以下で固まってしまいますが品質が劣化したわけではありません。
ぬるま湯などで温め、溶けたものを使って問題ありません。
ホホバオイル頭皮マッサージ
ホホバオイルで頭皮をマッサージすることで毛穴の皮脂汚れを一掃できます。
頭皮の血行が促され、新陳代謝が向上し、健康な髪の毛が生えてくる土台が作れます。
丁寧なマッサージは頭や肩のコリをほぐし眼精疲労を癒す効果も期待できます。
ホホバオイルの頭皮マッサージ方法
- シャンプー前の乾いた髪の毛をブラッシングして指通りをよくしておきます
- ホホバオイルを5~10滴手のひらにとって軽く温めたあと、頭皮全体になじませます
- 指圧するように指の腹を使って全体をまんべんなく5分ほどもみほぐしましょう
目安は週に1~2回です。
オイルが頭皮に残った状態だとせっかく浮いた皮脂や汚れが再付着し、頭皮の炎症やニオイの原因になることがあるため、すすぎは念入りに行ってください。
まとめ
ホホバオイルを使ったヘアケア、やってみたくなりますよね!
お子さんからお年寄りまで使う人を選ばないホホバオイルは家庭に1本常備しておくと便利なアイテムです。
ホホバオイルを使って健全な頭皮と髪の毛を保っていきましょう。